和矢にささげるバラード２

和矢にささげるバラード２



そして、その部分が非常に色濃く出ている箇所があります。


フーガの下巻で、恋破れたシャルルが、激戦下のモザンビークに発った時、彼はこう言います。




『あいつをひとりで放っておけない。なんとか説得して連れ戻す。
マリナ、オレに行ってもいいって言ってくれ。
おまえが許してくれないと、オレは行けない。どうしても行けないんだ。
マリナ、頼むから、オレを行かせてくれ』


初めて、マリナが和矢の涙を目にする場面です。




どうして行けないのでしょう。


それはかつて、自分が母に言ってやれなかった言葉だからです。
自分を待つ人を無下にしてまで、和矢は発てない。
かつて母にされた仕打ちですが、これを自分を想う彼女に、再び同じ思いをさせるわけには、いかないからです、絶対に。
今自分は送り出される方ですが、もしこれでマリナをひとり置き去りにしたあと、自分に何かあれば、マリナにかつての自分と同じ思いをさせてしまう。
それだけは、決してあってはならない不文律なのです。


いってらっしゃい、いってきます。


きちんと納得して送り出され旅立たてれば、もし別れがきても、お互いにその瞬間を胸に生きていけます。
別れというのは、実はとても大事なのです。


ポイント・・・５？かな。


ここがおそらく、彼の根本的な行動理念と恐怖が入り混じる、重要な場面だと思っています。
もろもろ考えると、彼の行動原理はとてもシンプルなことに気づきます。
”自分ではなく、相手に重心をおく”こと。


これの唯一例外といえるのが、マリナちゃんの存在です。


彼はマリナちゃんにだけは唯一甘えて？いますｗｗ
風にかえれでも、マリナちゃんに怒るシーンがありますね。
こんなに尽くして頑張ってるのに、お前はちっともわかってくれない！(笑)

「本気で疑われるなんて、思いもしなかった。～もう二度とおまえには会いたくない」　風にかえれ後157ｐ

例のお色気香織嬢とやむなく明かした、ワケアリ一夜事件の後ですｗ
可愛さ余って、だったのかな～(^_^;　


でもさ、あんたら別に付き合ってるとか、告白とかもしてないよねｗ　
でも外国じゃ別に改めて告ったりとかしないらしいし、和矢にとって、薫ちゃんの正体（マリナの元カレ？ｗ）がバレた時に、アタックおｋだと判断してたのかもですね。


おそらく彼の本当の素顔は、きっとこうなのかもしれない。


マリナちゃんだけに見せる顔は、とても年相応で、オレってガキかな、が正にドンピシャな印象。


だってシャルルになんか言いませんもんね、こういう文句。言っても無駄だとわかってるのかｗ
マリナちゃんがあまりに鈍感奔放すぎてさすがにカチンときてるのかもしれませんが(笑)
ワガママも、思いきった気持ちをぶつけることも、自分に許しています。無意識かもしれませんがね。
ひょっとしたら、ママンマリィに似た安定感のある彼女にだからこそ、言えたのかもしれません。


だからこそ、きっと待っていたはずです。




「もういいよ、和矢。あんたは誰よりもがんばってる、もう重たいもの下ろして、休んでいいんだよ」




と言って貰える日を。
自由で伸びやかだった、後悔を知る前のガキに戻れる日を、マリィに似た彼女にその許しを貰えるんじゃないかと、もしかしたら夢見ていたのかもしれません。


しかし過ちが消えることは決してなく、あの頃に戻ることは絶対に叶いません。


そんなことわかってはいるけれど、きっと願っていたと思います。







さて・・・・・・、今度はちょっと異色な角度で、彼を見てみましょう(^m^;)


彼の性格を考える判断材料としてもう１点ｗ
そう、星座です(笑)　サーセン、私結構占星術好きでｗｗｗ
コレは的外れかもしれませんが、ご容赦クダサイ(^^ゞ


彼は１１月２０日生まれの、蠍座ボーイ、となっております。
先に謝っておきます、全国の蠍座さん、ゴメンナサイ！！！(；´人｀)
ここからお話するのは、ぷるの実体験と、すこぶる勝手な自己認識でいーかげんなものデスｗ申し訳ない！


身近な蠍座さんて、どーでもいいことはほんっとにガサツでどうでもいい(結構ボーッとしてたりｗ)のですが、一度重要事項ができるとそれをまるで自らの使命のように隠し通し、遂行するためにひたすら隠れて努力するように思います。
とても一途で、♪思い～込んだら～♪的な方が多いように思われます。
あと、ミステリアスですな、こう、自分を出さない、つーか。ベール一枚かぶってるっつーか。
そして非常にセクシャル！！　いや、情念が深いっつーのかな～？
一般的に容姿端麗の方が多く、美男美女が多い星座って言われてますよね♪
意外と(笑)正義感が強く、曲がったことがダイキライ。でもネクラ(笑)
コレが一番重要かも。
その強すぎる信念＆秘密主義が相まって、時に誤解を受けやすい、という一面もあるんじゃないかな～、と。

蠍座の有名人といえば、キムタククドシズ夫妻、パブロ＝ピカソ、ドストエフスキー、ミッテラン(愛人多数ｗ)、高嶋兄弟(^_^;)
なんとあの、マリーアントワネットもｗ
飯島愛、川島なお美、倖田來未、ヒラリークリントン、そしてそして……我らが藤本ひとみセンセもっっ♪

とまあｗ素晴らしい面々揃いｗｗｗ


そして、おそらくマリナシリーズ上、一番濃厚なラブシーンをすると思われる（笑）のは、実は和矢クンだと思ってるんですよぷるは(；´∀｀)あははははｈ！！


シャルルですらが、『やっこさん、たいした情熱家だからな』と言ってます（（泣）


自分でシャルマリ書いちゃいますが（そして濃い～～ぃシャルルを書いてはイますがｗ）、本気出したら多分和矢が一番シツコイ・・・失礼ｗ　クドい・・・いや///　だからね、ええ///一番濃厚なコトしそうだとｗｗｗｗｗ


ただ、例のトラウマがあるので、相手の負担になることには極端に臆病だとは思います。


あと、和矢クンといえばそう、『百万回のキス』ですよね（笑）
・・・・・・いや～～～(^m^;)百万回、きす。
こんなこと出てこないよ？普通には（笑）
シャルルは永遠に愛してる、と言ったね。
”永遠”を実の身体のある我々が実際に実行することは不可能ですね。高次元のレベルまで、て意味になるのかな(；´∀｀)
しかし”百万回”は、その数字は途方も無いけど、でも具体的な数が出てる。
やろうと思えば、永遠よりは、実行できるかも……？？？
例えばキス１回５秒だとしても、百万回やったら1388.89時間にもなる！！！？？？
日数にしたら、57.83日だっっヽ(=´▽`=)ﾉ（爆笑）
え～～～～～～～～～～～～～～～～～ｗｗｗｗｗｗｗ
２ヶ月もチュッチュしてられるかッッッｗｗｗ死んじまうわｗあははははっはははははっは！！！！！


確かに相手男を忘れることは元より、何もかもが（命までも　笑）すべてが吹っ飛ぶね（笑）


でもまあ、無理では、ない、カモ？？？？？（ﾑﾘﾑﾘ　笑）


ここから考えると、すっごく、執念深…い、いや///　彼の深すぎる情念が、知り伺えます(^m^;)


この言葉が出たのは、そう、多分彼の一番のライバル（シャルルぢゃないの　ｼｸｼｸ）”カミルス”のことを、マリナちゃんが口走ったからです。


『カミルスって、……誰？』


わっ（￣□￣；）！！
こ、コイツ、マリナちゃんの漫画モデル契約のすったもんだの最中も、シャルルとの大丈夫か事件も、美女丸との別れの間も、もしかしてず～～～っと気にしてた！！！？（笑）
そんでもってその後、ラブシーンモデルする時も、再び言ってます。
『じゃあ、普通のキスを、百万回』
（//////；）
これは無意識でも、マリナをすべて自分で満たしたい、何もかもを忘れさせ、マリナに自分を残したい、自分だけで覆い尽くしてしまいたい、と宣言しているようなもんです。
だって彼女に、そう説明してたもんねぇｗ
薫ちゃんもいる場で、日常にサラッと口説きを混ぜ込んでくる和矢クン、素晴らしいテクです、オソレイリます///
少女漫画定番の、メガネ外しからの素顔カワイイ～キスしていい？も（笑）シッカリやってくれてますしねｗ　あのシーンは卑怯だぁぁぁあああ～～～（悶えｗｗ）




ｹﾞﾌﾝ、すみませんｗ　脱線ｗｗｗ(；´∀｀)


だけどね、無理強いはシないの、だって引かれてサムイことになったらカッコ悪いし！あはは！







しかし、それこそが彼自身を幸せにする、引き寄せの法則だったと思うのです。


これが最後のポイント。


かつて彼は、自分の失態で取り返しのつかない綻びを、心に負いました。
でも決して低きに流れず、おそらくですが傷を受け入れ、過去をそそぐべく、周囲に尽くしてきました。


マザーテレサの言葉で、有名なものが有りますね。

思考に気をつけなさい　それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい　それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい　それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい　それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい　それはいつか運命になるから

イメージ（想像）は必ず形となって現れます。


そうすると、思考が自分の運命になることが、自然とわかってきます。






傷を抱えても前を向きみんなを助ける和矢は、間違いなく、マリナシリーズのヒーローだと思います。
意地っ張りでも、いつもいつも友達のことを、マリナのことを考え続けた彼が、最後に愛を引き寄せたことは、ーーーもはや必然でしょう。うっ（泣）


彼は一度、マリナの手を離しましたね。
愛した女の手を離すことは、並大抵の男には出来ません。
フォリーのラストは嵐のように一方的で、強引ではありました。
あの瞬間のマリナちゃんにしてみれば、そんな身勝手なことあるか！　と激怒してもおかしくありません。
しかし結果的に、マリナちゃんは彼の意志を汲み取り、自分も一度きっちり別れという区切りをつけます（トルソで書いた手紙ね）。


先述でも言いましたが、別れは大事なんです。


それによって一度心が整理され、自由度が上がり、彼女の気持ちにも余裕ができ、自分とシャルルと和矢とを、冷静に見ることが出来たように思えます。


気持ちがニュートラルになったわけですね。


……余談ですが、シャルルが何が何でも和矢を一番に考えるのはやめてくれ、と言ったことは、失敗だったと思います……( ；∀；)
想いに強制は出来ません、そんなことを言うこと自体、異常です。
例えそうであったとしても、彼は彼自身の魅力で、マリナちゃんを引き寄せれば良かっただけなのに……うう
まあ言いたくなる気持ちもわかるけど、和矢になろうとしたと告白しちゃったあたり、シャルルも和矢を認めてしまっているんですよね（吐息）





は(◎o◎)！、閑話休題ｗｗｗ





だから”別れ”をきちんとし、フリー？になったマリナちゃんは、改めて自分を満たしてくれる存在が誰なのかが、すぐにわかっちまったのです。
シャルルに気持ちが傾いたこともありました。
でもそれは、いかんせん吊り橋効果が多分にあったように思えるね( ；∀；)
危機的状況で、ドキドキの興奮状態が、恋愛と錯覚しちゃうって、アレね（泣）
でも日常がずっと吊り橋理論で片付くわけはナイんです。
やはり居心地よい憩いがないと、人間安心できません。
だからニュートラルで自由な状態で、わかっちゃった。
自分を自分らしくいさせてくれたのは、誰だった？

『久しぶり』

親友とかつての自分の想い人がくっついてるの見て、何の遺恨も屈託もなく笑うなんてこと、常人にゃ難しいです、ええ絶対；；
しかし苦しさを乗り越えた人には、それが出来るのです。


その姿は間違いなく、ヒーローでしょう。


しかし彼は、その多くを語りません。言っちゃったらカッコ悪いしね！（笑）


正統派ではないけれど、背中で語る、そんなダークなヒーロー！！













は～～～～～案の定、長かった！！！＿|￣|○///




でもやっと言えたかな～(；´∀｀)良かった良かったｗ
ここまでお付き合いくださった方、ほんっとにありがとやんしたm(_ _)m







長くなりましたが、

ぷるにとって和矢・フランソワ・ローランサン・黒須クンとは、そういう男の子ナノです。


ぷるが願うまでもなく、彼が自分の姿勢を崩さない限り、ずっと彼は幸せを引き寄せ続けることでしょう。
そして遠からず、自分を許せる時がきっと来るはずです。
でも、意地っ張りはほどほどにした方がイイと思うけど……ｗｗｗ( ´∀｀)















余談ですが・・・(；´∀｀)大辞典の１の和矢クンの名前、間違っておるｗｗｗ

←　もう誰か言ってると思うけどｗｗｗｗｗ


ローラサンてｗ｀;:ﾞ;｀;･(ﾟεﾟ )ﾌﾞｯ!!






そんでもってもっと余談ですが、マリナちゃんとくっついたとしても、た～ぶ～ん(；´∀｀)自由を愛するマリナちゃんと足並み揃えるのは（笑）いつか壁にぶっかると思うよヽ(=´▽`=)ﾉ
情念の深すぎる、”死んじまうよりマシ”派な和矢クン。
それもわかるけど、でもなっ、女は時々”死んでもいいから欲しがってほしい”と思うワガママな生き物だぞ（笑）
マリナちゃん相手に、そこの壁をとっぱらう過程のお話も萌えマスねぇぇぇ―――うふふ。


何があっても、絶対に離さない…和矢クンが一番恐れている、たとえ”マリナを傷つけても”…みたいなね～うふふふふふふ（壊）











『行かない、あたしは、和矢が好きだから、和矢とやり直すの』



『―――つかまえた。もう誰にもやらない。オレのものだ。一生放さない！』









































うわぁぁああああんε=ε=ε=ε=(　；∀；)

も、無理ろｗｗｗｗｗ




シャルマリ派のぷるにゃ、キッツいぞぉおおおおお！！！！！！


ももももうムリムリムリ、もう頑張った！！　もう逃げるわ、もうっっ（泣笑）









読んでくれて、あ～りがとぉおお～（瀕死ｗ）


－－－ ＝＝ΞΞ ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(≧▽≦)ノ





ε=ε=ε=ε=ε= ﾀﾀﾀﾀ･･･｡゜．☆ ﾄﾞﾛﾝ♪






拍手いただけるとガンバレます( ´∀｀)