2011/10/31

Trick or Treat!(15禁w?)

フランス時間 10/31 22時過ぎ―――

ふっふっふ!
 
今日は正々堂々とシャルルにお菓子を要求できる日だモンね~~! 
ああっ、なんていい日なのハロウィン! 毎日ハロウィンだったらいいのにっ。

ええと~魔法のジュモンは何だったかしら?

『トックリ おあ ストリート』?? 

あら、教えてもらったのとなんか違うわね…まぁいいかっ)


浅はかな考えを頭に、ふくらむ甘い期待を胸に、シャルルの帰っているだろう私室に忍び寄る怪しげな影がひとつ。
翌朝メイドの悲鳴が響くのは必至だろう、無残な目穴を開けた真っ白な高級シーツを被った奇妙な物体が、しんと静まり返った広い廊下を音もなく移動する。

今宵は万聖節前夜、魔物どもが夜通し宴を催す奇跡の夜。



何が起こっても不思議はないそんな夜に、はてさて、マリナの企みは成功するのであろうか―――。




















キィぃぃい~~…






ふっふっふ~、オーバーケだぞ~~~って…あれ、居間にはいないわね。
あいつったらどこ行っちゃったのかしら。
最近仕事忙しいみたいだからもう寝ちゃったのかしらね、やーねジジむさいっ。

ここはいっちょ、めいっぱいおどかしてゴッソリ高級なお菓子をちょうだいしてやるわっ! 待ってなさいよシャルルっ。
蝋燭を灯した小さなジャックオランタンを手に、シーツの裾をふみふみ、ずるずるとさ迷う小さな幽霊は、かの人を探して部屋中を徘徊する。
やがて寝室から漏れる微かな光が、小さな幽霊の目に止まった。
そっと覗き込むと冷ややかな風が流れ出て、風にそよぐカーテンの影がワルツを踊るように、その身を翻しているではないか。
わっ、なにやってんのシャルルったら! まさか窓開けっ放しで寝てんじゃないでしょうねっ。
慌てて飛び込んだその部屋は人の気配など感じられず、探し人がここにもいないことを知ったマリナは、諦め顔でとりあえず窓だけは閉めようと、揺らめく明かりを閉じこめた小さなカボチャを、コンソールの上に置いた。
とその時―――、
踊るカーテンの向こう側にある窓が、ひとりでにスルスルと閉まったではないか!

ひええっ!

仰天して思わず上げてしまった声は、次の瞬間喉に張りついた。
二重に重なった分厚いカーテンの隙間から、キラリと銀色の光がこぼれ、怯える小さな幽霊の目の前で、カーテンが生き物のようにふわりと舞い上がる。
やがてそれをまとった人物が、濃い闇から悠然と現れた。
「おや…飢えを抱えるこのオレの部屋に、のこのことやってくる間抜けな獲物は一体誰だ…?」
―――銀色に輝く髪で大理石のような滑らかな頬を飾り、ふたつに輝く青灰の瞳は、闇から授かった強力な魔力を帯びたように妖艶にゆらめく。
血をすすったかのような薄い端正なバラ色の唇が、腰を抜かした憐れな霊を蔑むかのように、く、と愉快そうに歪められた。
「―――あ、あ…お、おどかさない…っ、び、びっくり……っシ、しゃる…っ」
絨毯に尻もちをついた不様な格好で、小さな幽霊はそれでも必死に、闇の住人であるヴァンパイアを気取った恋人に抗議を唱えた。
幽霊と吸血鬼―――同じ闇の出自の”はず”なのに、この格の違い。
もちろん、このシャルルが扮装などするはずもない。
ただカーテンの隙間に立って彼女を見下ろしているだけなのだが、やましい気持ちを抱えたマリナには、その白皙の美しさが、かえって不気味なほどこのシチュエーションにはまりすぎて、ホラームービーの世界に紛れこんだかのように見えてしまっていたのだ。
いきなり出鼻をくじかれて、小さな幽霊は悔しそうに身悶えし、しぶしぶ立ち上がろうとしたとき、白い手が目の前にすいとさし出された。
「これはこれはプティファントーム(小さな幽霊)。
年に一度の祭りの挨拶にわざわざ来てくれたのかい」
その手をむっしと取りながら、シーツの裾を持ち上げてえいやっと起き上がったマリナは、ぶーたれ声でつぶやく。
「ふんっ、なによシャルルったら、いつまでフザケて…!」
「おふざけが過ぎるのは君の方だろ。
だいたい、こんな時間にオレを訪ねるとはどうかしている。
そのふざけた被り物の下から香る、えもいわれぬ芳香はオレを誘っているも同義―――そう解釈して構わないんだな?」
「へっ!? ナニ言っ…っ」
うろたえる幽霊の手をそのままぐいと引き寄せると、美貌のヴァンパイアは吐息のかかるほどに頬を寄せ、あらがい難い魅力をこめ、呪文を囁くように低く言った。


「ではプティファントーム、合言葉だ。

TRICK OR TREAT…!?

悪戯とお菓子、どちらがいい?
極上の菓子たるその白い肌をオレに差し出すならば、悪戯は控えて差し上げよう。
それが嫌ならばどんな仕置きが待っているか、君の体が充分に知っているはずだよな……? 

さあ、どうする?」


強い光を放つその瞳にぐいと覗きこまれ、シーツの下でマリナは震えあがった。
一体どこで間違えたのだろう、今ごろはめったに見れないだろうシャルルの驚き顔を肴に、たんまりと菓子を頬張っているはずだったのに…!
こうなってしまったシャルルを止められる術は、もはやほとんどない。

「ど、どっちも、遠慮…っ」
「ほう…! どうやら自分がかわいくないとみえる」
「あわわっ、じ、じゃなくてっ! えーとんーと…さっ、3番のっ、なんにもしないで逃がしてあげるっていうのは、どうかしら!? 
ねっ、カワイソウでしょ、こんな小さいオバケいじめたって楽しくないしっ、食べてもきっとお腹こわすだけだからっ、ねっ!? 
お互いの為にそうしましょうよ、ホラっ、イイ考え!」
薄闇の中、ふいにニヤリと微笑んだシャルルの笑顔には、妙に凄みがきいていて、マリナは今にも頭からガップリと食いつかれるのではないかと思い、ますます体を縮こめた。
怯える幽霊の様子などシガにもかけず、冷ややかな声が無情にもこだまする。
「せっかくだが余計な心配は無用だ。
最近、自分の食べたいものは自分で作ることにしていてね。どんなに素材が粗悪でも、リッツのテーブルに出せるくらいには、してみせる自信はあるね。
このオレに出来ないことなど何もないのは、君が一番よく知っているはずだよな?
なに―――、ほんの少しの辛抱だ。
美味なる楽に身を委ねるためには、労力を惜しむものではない。
それに、この手にかかって変化する過程を堪能するのも、また一興……。
まあ、質より量という君の範疇からは、最もかけ離れた話しだろうがね」
難しい話しで煙に巻こうとでもいうように、そう一気にまくしたてながら、シャルルはマリナの足首の所でシーツの裾を絞るようにぎゅっとまとめると、さらうようにその体を抱き上げた。
逃げようにもシーツにすっぽりと閉じ込められていて、マリナはその中で無駄な声を上げながら、毛虫のように体をばたつかせるしかなかった。
「ぎゃー! おっ、美味しいものが食べたいんだったら、今日あたしが集めたお菓子ちょっと分けてあげるからっ! 4ぶんの1っ、ううんっ、3ぶんの1! 
くうう、えーい持ってけ、半分でどうだぁぁっ」

「相変わらずセコイな君は。それにもう死んでるんだろ? ”往生際が悪い”ぜ、フフ。 
さて…パティスリー・シャルルの開店だ」

シーツ一枚を隔ててそっと囁かれる、砂糖菓子のような甘い囁きに、マリナはきゅっと唇をかみしめた。
うっうっう……っ。 
あたしはお菓子が食べたかっただけなのに、なんで”あたしが”食べられなきゃいけないのよぉぉ! 
ああっ、シャルルをおどかそうなんて考えるんじゃなかったっっ。




後悔先に立たず。

―――小さな幽霊はなす術もなく、とうとう、美貌の魔物の手に落ちたのであった―――。


















「―――今夜の材料はプティファントームか。



扱いが難しい食材だが、手順さえ間違わなければいいガトー(菓子)になる…。

パティシエとしての腕がなるね、フフ」





フワリと寝かされたベッドの上で、マリナは自分に寄り添うシャルルの姿を、目穴からそっと伺っていた。

先ほど、マリナが置いたランタンから漏れる僅かな光が、クセのない髪を銀色に縁取る。
女性と見紛う、繊細な顔立ちとは裏腹なたくましい体の感触が、シーツ越しに熱いくらいに感じる。

やがて―――ほんの少し冷えた指先が、足首に触れた。 

「―――さて、素材の状態を確かめなければいけないな。それにはこの過剰包装をどうにかしなくては…」

密やかな笑いを含んだ言葉が、シルクのリボンのように体を覆う。
そっと触れればそれはしなやかでやわらかだが、ひとたび力を入れれば、切断することすら難いの甘苦の戒め。

冷えた指先は躊躇なく肌を這いあがり、それと同時に体にまつわる衣類も姿を消してゆく―――。
靴、ソックスが消え、尚も止まらないパティシエの残酷な指使いが、敏感な内腿をくすぐる。

「や、やだっ! シャル―――っ」

ビクリと跳ねあがる幽霊の小さな体を巧妙にねじ伏せながら、シーツ一枚を隔てて乱れる熱い吐息が、いたずらにシャルルの情欲を煽っていく。

  「フ、ン…イキがいいな、新鮮さは申し分ないね。
だがオレが優しいうちに諦めたほうがいい。これ以上暴れるようなら、それ相応の対処をしなければならなくなるからな。
自分にとってどちらが得策か、食べるしか能のない頭でも、容易に想像はつくと思うけど…どうだい?」

「ううう~、お、覚えてなさいよぉ…ぁっ、シャ…ルルぅ!」

「それはこちらのセリフだね。
オレをおどかそうなんていうバカなことを企むとどういう目にあうか、中身のからっぽのランタン頭より、その体にとくと覚えこませるといい…! 
さあ、おしゃべりはここまでだ」

「ン、あ、あ!!」

「―――指に吸いつくこの手触り…たまらないね…しかしまだ硬さが残る。
では、こんなのはどうかな……?
極上のスュークル(砂糖)とアベーユ(蜂蜜)でよくこねよう―――優しく繊細に、時に丹念に」

「ん、ぅ…!! ぅ…ふ、…っ、や、やめて、よぉ…!」

「ホラ…いい具合に蕩けてきた…ここに香りと色づけにヴァン(ワイン)をひと垂らし」

「ダメ! そんな、とこ、ヤ…ぁっ…ああ!」

「―――フフ、このロゼ色は専従の刻印だ。
オレから逃げることは一生ゆるされないぜ…プティファントーム」

「は、…は、あ、つ…シャル…シーツ、あつい…っ、くるし……取って、よぉ」

「まったく、我侭な材料だね―――それじゃあ、出来具合を確かめさせてもらおうか…」







どこか滑稽な、小さな幽霊の皮が剥がされる。

その中から、飢える闇の菓子職人の渇望する、極上の素材が現れる―――張りのある白い肌をしっとりと朱に染めて、息も絶え絶えに、瞳を潤ませた頬を隠すようにくたりと横たわる、待ち望んだ美味なる素材が。

ふわりと立ち上るその香りに、シャルルは薄く瞳を閉じると、薄闇の中、震えるように恍惚と吐息をついた。
わずかに上向いた時に覗いた喉元が、堪らないといわんばかりに、こくりと、上下する…。

「想像以上だ…そのふくよかな芳香は、どんなフロマージュ(チーズ)よりもかぐわしい―――君はいつもオレの期待を裏切らない…、オレの可愛い小さな幽霊」


甘さが喉に絡んだようなその囁きに、わずかにマリナの肩が動く。

晒された肌を隠そうと上げた腕は…欲望に飢えたパティシエの手によって、無情にも遮られる。

「材料は創造主に逆らうものじゃないぜ…最高の調理のためには、素材の吟味が一番大事なんだから。


さあ、オレを見て…オレに全てを見せてごらん―――」


両腕を押さえ込まれても尚、マリナは悔しそうに首を振り続け、パティシエの甘く執拗なその責め苦から必死に逃れようと、頑固に踏みとどまった。

その様子を実に楽しげに、天使の頬に酷薄な微笑みすら浮かべながら、パティシエは自分の手の中にある作品をじっと眺め続けた。
飽くなき探求心を満たすため、自らの求める至高の形を再現しようと、深く深く―――感覚を潜らせる。

震える熱い吐息をその耳で、

波打つ白い肌をその指で、
立ち香る甘さをその鼻腔で、
罪だと罵りたくなるほどの柔らかな肉をその舌で……

―――熟成の時に胸高鳴らせ、その青く輝く瞳で全てを見つめ続けた。






「やっ…そんな、目で…み、ないでよぉっ…! は、く…ぁ…っ」

「フフ、苦しそうだね…? 
では最後の仕上げに、スパイスを効かすとしようか。甘いだけでは、飽きがくるしね……!」

言うや否や、バラ色の唇が凶暴な力をもって、白い柔肌に噛みついた。


「いた…っ!! や、痛いじゃ、ないっ…ぁは、あン! そんなとこやめ…っ、あっ、だめ…ぇ!!」

「いい声だ―――もっと聞かせて…君が望むなら、オレはどんなことにだって応えてやる―――!」


幼さを残す丸い爪は、白くなるほどたくましい背中に食い込み、苦しげに悶える華奢な手足が、欲望に張り詰め艶かしく動く。

荒い吐息は弾けたように闇に交錯し、シャルルの手にかかった小さな肢体は、花開くように極上の菓子へと変貌を遂げていく―――。
甘く濃厚な口あたり、酔いさえ誘う狂おしい芳香、しかし決して思い通りにはならない蠱惑の味。
その時、濡れて光る端正な唇に、慢心の笑みが浮いた。

「ハ…、最高のガトーの出来上がりだ。

我ながらこれは食べるのが…惜しいくらいの出来栄えだね…」


「く―――う、ン…ぉ菓子は、っ、食べる、ためにあるの…よ…っ」

「―――! 
そうだ…そうだね、フフ。さすが食べることに関してはエキスパートのマリナだ。
しかしこの素晴らしさは、そんな初歩的なことすら忘れさせるほどの魅力に満ち溢れているんだ…。
食べてしまえばこの刻は終わりを告げる―――
わかるかい、この気持ちが…! 
オレはまだ楽しみたいんだ―――、ねぇ、どうしようか、マドモアゼルガトー…?」

「ぁあっ…! 触んないで…ぇ! くぅ…も、やだ…っ、やだよ、ぉ…!」

細く叫ぶように声を上げながら、マリナは哀願するように、自分に覆い被さる狡猾な銀色の影に、ふるふると瞳を向けた。



「ぁ、はぁ…は、シャ…、―――あた、し、あんたの、言うこときい、て…おいしく…なるから


―――も、いい…? 


は、ぁ、  も、   …もう、     食べて、くれる…!?」




奔放な菓子は今、降伏の証として従順に白い肌をさし出した。
瞬間、想像に難いほどの凄まじい感覚が、闇の菓子職人の体を貫く。





さあ刻は満ちた―――今こそ存分に力奮い、己の欲望を満たせ!

今宵ばかりは知と理を手放して、思うがままに闇に踊れ!


ビバ ハロウィン!








「今こそ至福の時だ―――では、遠慮なくいただくとしよう…極上のその甘い肌を!」
































「―――フランスの毎日には、聖者の名前がついているのを知っているかい?

ハロウィンというのは、”全ての聖なる者を称える日”―――万聖節の前夜祭なんだ。 
カトリックでは聖人の祝日というものがあるんだけど、7世紀に、当時のローマ皇帝ボニファティウス4世が、その祝日に含まれない全ての聖人を称える日として、勅令で制定したのが明日、11月1日だ。
そして翌2日が、死者を祭る日だった。それがいつのまにか融合して、こういう形をとったんだな。
この日は古代ケルト人の元日の祝祭『サウィン祭』に当たるため、カトリックによる懐柔の方法の一つとして、祝日に仕立てたという話もあってね。
ケルト人は神に生け贄を捧げ祈る際、霊にとりつかれないよう、獣の皮などを被り扮装することによって霊の目をごまかそうとした。現在のゴースト仮装の由来は、ここからきているのだろう。
超自然を神として崇めるところは、日本のそれとよく似ているね。
イギリスやアメリカで万聖節前夜を騒ぐのは、つまりは大晦日の騒ぎを、もう一度やっているようなものなのだろう。

まあ、諸説紛々だが…


……おい、寝るなよマリナ。君のハロウィンはこれからなんだろう? フフ」



傍らでぐったりと横たわる恋人に苦笑いしながら、シャルルは愛おしげに、そのもつれた褐色の髪をかきあげた。

「―――あ”~…もう、眠い…も、ダメ…あんた、なんてこと、してくれたのよぉぉ……」
「ああそう、せっかくマリナちゃんの為に用意したハロウィンの菓子類が、これじゃあ無駄になるな。
ショコラやボンボン 、ジンジャーマンクッキーに、もちろんパンプキンパイもプディングもあるんだけど……さて、どうしたものか」
「えっ!? お菓子っ、た、食べるわよっ、モチロン食べるんだから! 
もうもうっ、いーっぱい食べてやるわっ!! 
と、止めたってムダなんだからね、シャルルっ」
「どうぞご自由に。オレはもうたっぷりいただいたからね。
それに”あれだけ”運動したんだ。多少カロリー補充したって、文句は言わないよ」

ニヤリと笑うシャルルに、カッと頬を赤らめたマリナは、抱えていた羽枕をテレ隠しに投げつけた。
なんなくそれを受け止めて脇へ放ると、シャルルは強引にマリナを引き寄せ、その胸に深く抱きこむ。

「さっきの話しの続きだけどね―――フランスでは明日はそう、君ら日本人の言うところの、盆のようなものなんだ」

ややして、耳元で少し声のトーンを落としたシャルルの、吐息まぎれの囁きが聞こえ、マリナは顔を上げた。

「お盆? フランスにもお盆があるの!?」
「まあ意味合いはだいぶ違うが、落ち葉を踏みしめて菊で墓を飾る外套姿は、フランスの風物詩でもあるかもね。
それでマリナ…明日の予定はなにか入ってる?」
「明日? ううん、別に」

考え深げなその様子に、マリナはうつむく青灰の瞳を覗きこんだ。

「一緒に行くかい? ―――母の、墓に」
「ええっ!? ママンの!?」
「嫌か? いやなら…」
「そ、そんなワケないでしょ! うれしいのよっ」
「嬉しい?」
「だってシャルルっ、初めてよ!? わかってる!? 
あんたとの付き合い長いのに、あんたったらいつまでたっても、あたしのことママンに紹介してくれなかったじゃない! あたしを連れてくの恥かしいんだわって、いっつも思ってたんだからっ」
「そんなこと気にしてたのか」
「そ、そんなことって…、あんたねぇっ」
「紹介もなにも、あそこにはもう彼女が意志を示せるような手段は何もないし、そもそも墓参りというものは、生きている者だけのものさ。
死者は何も語らない。残された者が、ただ心の慰めとして時折訪れ、かつての思いをふりかえる、それだけのことだ。
君を連れて行かなかったのは、たんにタイミングの問題だけで、深い意味はないよ」
「…ふふ~~ん? あ、そー。
んじゃあんたは、あそこで眠るママンにあたしがなに言っても、ただのひとりごとで、全然気にしないってワケなのね」
「まあ常識の範疇内であれば、個人の自由だね」
「あたしママンには言いたいこといっぱいあるのよねー。
シャルルから受ける過酷なイジメで、毎日身もヤセ細る思いで暮らしてるのよっ、とか」
「…このクッションの良さで、どこが痩せ細るって?」
「ぎゃっ、つ、つままないでよ!  んもうっ、…あとは昔あったことを、謝るの」
「謝る?」
「シャルルが当主につく前にあったゴタゴタで、静かな眠りを邪魔するようなことをしちゃって、ごめんなさいって。あたし…ずっと気になってたのよ」
「……」
「ママンが死んじゃった時って、あんたまだ七つだったのよね? 
ママンはどんなにか心配で、寂しかったかと思うわ。でも今はあたしと一緒に、こんなに元気に毎日を頑張って過ごしていますって、報告するのっ。
ひねくれ具合もちょっとはマシになったから安心してねって、ふふ。
それで―――シャルルを産んでくれて、ありがとうって」

言ってふとマリナが視線を上げると、真横に横たわるシャルルの青灰の瞳は、穏やかに輝きを放ちながら、じっと虚空を見つめていた。
やがてその光がこぼれるように自分に注がれると、マリナは胸がかすかにしめつけられるのを感じた。
確かに、シャルルが先ほど言ったことは事実かもしれない。
だが、その切なさの溢れた優しい眼差しには、決してそれだけでない、シャルルの柔らかな気持ちが隠されていた。
彼の奥深くにある、とても神聖ではかない想いの結晶が―――。

シャルルはその想いの映った瞳を、封じ込めるようにそっと閉じると、小さく微笑んで、マリナの額にふわりと唇を押し当て囁いた。

「ほらね…慰められるのは、オレの方なのさ…」

シャルルは本当は、誰もこの領域には踏みこんで欲しくないと、思っていたのかもしれない。
だけど、あたしには触れることを許してくれたのね―――。

マリナは胸のうずきと共にシャルルを抱きしめながら、一度だけその広い胸にすり寄ると、気持ちを切り替えてくすぐったそうに大きな腕から逃げだした。

「あらっ、かんちがいしないでちょーだい。
これはあたしとママンだけのナイショの話しなんだからっ。
そうねぇ、なんだかしめっぽくなっちゃいそうだし、いっそお弁当でも広げてピクニック気分でぱーっとやろうかしら!? 
ボジョレーのヌーボーかなんか、ポーンと景気よく開けちゃって! 
よしっ、 そうと決まったら、明日のおべんと頼んどかなくっちゃっ」


マリナが意気揚揚とつかもうとした内線を、すんでのところで取り上げながら、シャルルはじろりとマリナを見下ろした。

「マーリーナー、誰が墓の前で宴会をしろなんて言った! やっぱり明日は留守番してろっ」

内線を奪い返そうとするマリナとベッドの上で戯れながら、シャルルは心のどこかにずっとあったわだかまりが、ゆっくり形を変えていくのを感じていた。

繊細で儚なかった母―――あの当時、オレの力には限界があった。
彼女を喜ばせたいが為に、己を騙してでも必死に努力した。
だが、彼女に本当に必要だったのは、生きようと前向きな力を与えてくれるような、あたたかい友人の存在だったのではないだろうか。
そう、このマリナのような―――。

幸福とは言い難かった母の墓前に立つのは、時として彼に苦痛を与えていた。

しかし、今なら何の憂いもなく、その場所に立てるかもしれない。






さんざめく光の中で、彼女を会わせたかった。




シャルルは穏やかに微笑むと、腕の中ではしゃぐ愛しい恋人に眼差しを向ける。
それは彼には珍しく、かつてを振り返るような懐郷の想いのこもった、あたたかいものだった。
しかしすぐにその瞳を閉じると、 ふいに体を起して、ベッドヘッドにかけてあった濃紺のナイトガウンに腕を通し、ベッドを下りた。
そして、 居間へと続くドアへと歩いていく。
突然のシャルルの行動に、不審に思ってマリナがその背中を見送っていると、ドアの手前で足を止め振り返ったシャルルの手には、なぜかマリナ専用のピンク色のガウンが、しっかりと握られていた。

「お待ちかねのハロウィンのお菓子は、このドアの向こうに用意されてる。
さあ早くおいで、マリナちゃん?」


ニヤリと笑いながらそう言ったシャルルの言葉に、マリナはぱあっと顔を輝かせたが、ベッドを飛び出そうとした次の瞬間、自分のあられもない姿にはっとして、慌てて羽布団にもぐりこんだ。
そして部屋の端でシャルルが得意げに振りかざす布と、自分の置かれた現状が頭の中でやっとつながると―――、真っ赤になって、噛みつかんばかりに叫ぶ。

「ちょっ、シャルル! あ、あたしのガウン返してよっ! 
なんで今日はいつにもましてそんなにイジワルなのよっ、あたしそんなに悪いことしてないわーっ」

「好きな子ほどいじめたくなるのが、恋心というものだろ、フフ。

それくらい察してくれよ 、かぼちゃ頭のマリナちゃん。愛してるぜ」


「そっ、そんなネジ曲がった愛いらないわよっ! もーいやー!!

ううう、なによハロウィンなんてっ! なにがトックリオアストリートよっ。

もうこんなこと二度とやるもんですかっ!

なにさシャルルなんか・・・シャルルなんかぁぁ~~、






どてカボチャーーーー!!









闇夜に跳梁する幽霊達もおののくほどの叫び声が、パリの空にこだましたとかしないとか―――。


今宵もアルディ邸の夜は、穏やかに…は更けていかなかったのであった。







Trick or Treat! 



お し ま い♪♪♪
読んでくれて、ありがとう^^






お久しぶりになってしまいました^^;
いや~最近ブログ出れなくて申し訳ナイ!!m(_)m ホントにごめんなはい↓
なんちゃって微エロwハロウィン創作(笑)LPD時代の再録ですが…デヘヘ(TωT)
ママンのお墓参りでちょっとイライラのシャルルに、運悪くヤツ当りされちゃったマリナちゃん(笑)
ま、普段メーワクかけっぱなしでしょうから、たまにはインじゃないすかww あっはっはww
でもパティシエシャルル…じゅるり///ww
極上のお菓子に変身のマリナちゃんは、外も中身も充実で(笑)うらやまし~限りですな☆
トリックオアトリート、マリナちゃんにはトラウマになりそうです、ウフフ。
最後のサイゴまで、悩ましいイタズラとお菓子w
まったくほんとに///書いててもハズカシイほどのバカっぷるぶり全開ですね、おふたりさん♪♪ギャハ

たっぷし楽しんでくらはい♪はっぴーはろうぃ~~~ん(^∀^*)



拍手いただけるとガンバレます( ´∀`)



6 件のコメント:

むちゃこ さんのコメント...

Happy halloween!

ぷるぷるさん こんばんは。
とっても素敵なお話♪
あぁ・・・ハロウィンが終わっちゃう(>_<)と寂しく思っていた夜が一気に楽しくなりましたよ~最高!!!

お忙しそうなのでショートストーリーかな?と思っていたのですがポチ☆ってみるとスクロールバーがきゅんと小さくなったんで「ろんぐだっ!」と大喜び♪♪ぷるぷるサマありがとう!!!


今回一番の萌えポイントは小さなオバケちゃんのマリナちゃぁん♪
なぁんて可愛ユイんでしょ~^^
ずるずるシーツをひこずる姿を想像しひとり興奮してしまった♪凹んでたシャルルさんもイジワルする元気が出るくらいですもんね~!!!ヘンなとこ萌えツボ一緒なのかも(笑)ぷるぷるサマのマリナちゃんって本当くぁわうぃ~んで大好きです(*^^*)


ママンのくだりはマリナちゃんの懐の大きさに本当っ癒されました。マジで涙が浮かびますこういうのん・・・。
ぷるぷるサマの普段の砕けたコメントとお話の違いがいつもスゴすぎて本気で心の底から感動するんですよ~(笑)

シャルルさん、今夜は心あったかくしてもらった分、マリナちゃんを重いきり甘やかして食べさせてあげるんでしょうね!!!い~~なぁ~~~高級菓子←そこかっ!?

シャルルさんの説明をふぅ~んと↓↓高速スクロールでナナメ読みしてしまったマリナちゃんと同じカボチャあたまなんですが(笑)、11月1日って何で休日なのかと思ったらそういうことだったんですね!お勉強になりました。フランス豆知識ひとつゲット♪博識なぷるぷるサマって尊敬です!!!

ではでは。
素敵なお話ありがとうございました^^

撫子 さんのコメント...

はじめまして・・・ぷるぷるさま!!
このたびぷるぷるさまのマリナ二次に絶賛はまり中の撫子と申します。
なんとなく懐かしくて検索したところ、ぷるぷるさまのブログを発見し読み出したらもう!止まりません!!
何よりマリナやシャルル、ミシェルやガイ、カークにジルちゃんまでホンのちょっとの言葉や行動が生きて目の前で動いてるっ!!て心底感動しました。
体温や呼吸、切なさや愛しさとかまでリアルに感じれて、驚いたほどです!
ポルトオシエルの苦しさと、蜜月の甘さを両極に、すべてのお話に夢中になりました。
どの感想を書いていいのか困るほどに・・・^^
これほどのマリナ二次があったのかと、驚きを隠せないと同時に、毎日が幸せでしかたありません。私がマリナを知ったのは中学後半だったので、当時は報われないシャルルに心底悶えて、ひとみ先生にお手紙までかいていた痛い子でした(笑)
その当時の熱さが蘇ってくるようなお話にまた出会えて、とても嬉しいです、本当に言葉に表すのがむずかしいです。
素敵なお話を書いてくださって、ありがとうございます。
ぷるぷるさんのお話を読むと、二人のお互いを思いやるラブラブさでなぜかダンナさんにも優しくなれちゃいます^^
ぷるぷるさん創作の影響、おそるべしです(笑)
今回のハロウィン創作も、まさかエロイーズママンのお墓参りにひっかけてくるなんて思いもよりませんでした!
甘い部分はもうもう大歓迎で、マリナちゃんうらやまし~~とじたばたしましたが、それはナーバスになってたシャルルのせいだってわかって、またひとつ感動!
彼らが生きてる軌跡がちゃんと見えて、本当にすごいです。
確かにママンの墓前に立つのは、いろいろつらいでしょうね。でもぷるぷるさんのマリナちゃんは、そんなシャルルもちゃんと支えてくれるから、彼もきっと大丈夫ですよね!
むちゃこさま(はじめましてm(_ _)m)がおっしゃるように、私もシーツずるずるマリナちゃんに萌えました☆
ハロウィン知識も初めて知ることも多くて、勉強になります^^
ぷるぷるさま、大尊敬ですわ!
そして長文コメントがまた面白くてっ、お腹かかえてわらっております^^

今おいそがしそうですが、お体に気をつけて、そしてゆ~~~っくりでもいいのでこれからも素敵なシャルマリを見せてください!よろしくお願いいたします! 頑張ってください、応援してます。
また読み返そうっと。たくさんあるので迷ってしまいます^^うふふ
乱文失礼いたしましたm(_ _)m

ぎんが さんのコメント...

ぷるぷるさん、おひさしぶりです!
ぎんがです~(この名前使うのも久しぶりです♪)
憶えていらっしゃるでしょうか…?

偶然このブログに辿り着いて嬉しさのあまり書き込んでしまいました。見つけたとき、あれって思わず目をこすりましたw
またぷるぷるさんの素敵なお話を読むことが出来て幸せです(´∀`*)

実はLPDのお休みと大学卒業をきっかけにシャルルとマリナちゃんにさよならをして、ノーマルな(笑)社会人を装ってここ数年過ごしてきたのですが…先ほど大好きだった蜜月を読んで、即中毒再発となりました!胸のドキドキが治まりませんっ!!
さらに昔送らせて頂いた絵を見つけたとき、嬉しさやら恥ずかしいやらで悶え死にそうになりました///
あ゛あ~まだこそばゆい感じです

これからまたお邪魔させてくださいっ
そして!パラドクスP.100LPDバージョン・エクートオモナムール楽しみにしてます!!冒頭の二人のやり取りだけ読んだだけで鼻血でそうな位興奮して眠れそうにないです~><
明日も仕事なのに(泣)
ほんとシャルルは罪な男ですよね
では失礼します(^^)

ぷるぷる さんのコメント...

むむむ…むちゃこはん(-ω-;大汗

い、いくらツイッターでお話しておるとはいえ…このテイタラク(爆)
申し訳なーーーーーーいっっ!!!!!!!
カメにも程がある、モハヤ化石、白亜紀レスっっ><
ごめ~~~~ん!!!!! ほんとにほんとにすんませーんm(_)m

今更でしが(;;)ハロウィンていつのことなんやらwww
もうカボチャのシーズン過ぎとんねん、いつの話やオイッ!!( ´Д`)っ))Д゚)・∵.
ええ…吐血するほどに突っ込んでくれへんで、むちゃこは~ん(泣)
でも恥をしのんでお返事さしてもらいまっせー…ホンマ堪忍でっせ~アウアウアウ(;;)

いつもあったかいコメあんがとです~(*TωT*)むちゃこさん♪
ほぼイベント無視オンナぷる、なんとなくハロウィンだけは好きなんすよ~
なんでかっつと、ティム・バートンの『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』!!! ハロウィンタウンの王様、ジャック・スケリントンがだいだいだ~~~~い好きっっらびゅ~ん☆☆☆イヤンなほどに、愛しているからなのさ~HAHAHA(//∀//)
んだもんだから、毎年TDLのハロウィン期間だけは狙って行ってしまうにょww
ビンボだからあんま行けないんだけどさ(大笑)
なんだろ、怖いんだけどどこか滑稽に描かれるあの世界観、好奇心と恐怖畏怖嫌悪(笑)が混じりあった、ブラックジョーク的なお祭りに、すんごく惹かれるのさww
ちゃんと仮装してハロウィンに参加したことなんかないんだけどさ~、ま舞台してたぷるにはいつも仮装は身近なもんだったからかな(笑)
でももちろん、我らがマリナちゃんの目的はお菓子集めなんだけども(#^^#)ニョホホ

あはは^^;
そだね、またしても無駄に長いね(笑)ぷる創作www
なんつかダラダラ長くなってしまうという不思議(;;)でもむちゃこさんが喜んでくれてえかったでしゅ~///
ろんぐ書きばんざーーーーいwww(ヤケww)
うはは///やっぱ萌えてくれた!!!?
シーツおばけマリナちゃんは基本でしよね~~~d(^^*
うれしか~むちゃこはんとは萌えツボ近いっすよねww
雑に開けられた目穴、引きずる裾、小さな体に大きな菓子袋!!!
うひょぉおお(//д//)たまんね~~(ヘンタイ)
着飾った美人さんもいいんだけどさ~、なんつか…自然体のオンナノコの方が萌えるんすよ、周り気にしないで自分のやりたいことまっしぐら、みたいなさ(笑)
イヤっ、マリナちゃんだからかなwウフフ
その可愛さ、素直さは、きっとママンのお墓参りでナーバスになってたシャルルさんのツボもグリグリしちゃったんでしょうね~~wwwいや~ん♪

あ~~~
そうね~ママン…美人薄命、幼い子しかも辛い運命を課したまま亡くなるしかなかった彼女は、同じ母として(ぷるはハハwwなんですがw泣)本当に気の毒で、その死はシャルルの心に、大きな影として絶大な影響力を残していたでしょうね~(TT)
ハロウィンのこと調べてた時ね、この時期がフランスのお盆だって初めて知ったんだよ。
創作してると、ちょこっと頭のビタミン剤になるね^^いろんなこと知れるよw
だからさ、ただのイベントとしてでなく、ママンのお墓参りもかけてみようかと思ったんだ~これ書いてる時。
親を亡くす、しかも彼みたいな家柄の人は、個と公の線引きがすごく難しいだろうしね。少しずつでも、シャルルのわだかまりを、マリナちゃんに解いてあげて欲しかったんだ~~(/_;)
いつまでたっても、辛いままだろうし。なんせ忘れることが出来ないんだもの、シャルルは(泣)
むちゃこさんはじめ、シャルルスキーなお嬢様方なら、きっと誰もが心痛めることだよね。
むちゃこはん、マリナちゃんを通して、あの会話のくだりは心からシャルルに語りかけてあげてつかーさい。

大丈夫、あんたはひとりじゃないって(あ、涙がww)

でもむちゃこさんが感動してくれて~~///
ぷるも書き手冥利につきるわーん(;∀;)
感動だよ!!? 勘当ぢゃなくっ(笑)
ぷるはほんとに幸せモノさ、そんな文章がかけたのも、ひとえにシャルマリの愛のなせるワザ!! ひいてはひとみセンセの偉大さよっ(大泣)
あじがとね~~~むちゃこさん!!!m(_)m
…でも、いつもヘンなレス書いてるから、そのギャップのおかげつこともあるカモでしね?? ウフフフf~~

はいなwww
高級菓子ですよ~マリナちゃんは!!!
なんせいろ~~んな男がノドから手が出るほどに欲しがる菓子ですからwww
たぷし優しく…激しくww味わってほしいものですね^^*

ハロウィンの由来ね(爆笑)
あう~ほんとにそうならいいですがww
間違っててもゴメンシテねww(^人^;)
いや~~創作はほんと楽しいわさw
今すごくオフ忙しくて、ぜんぜんブログ出れなくなっちゃってるけど、やっぱぷるの”真ん中”は間違いなくココにあるね!!(はじゅかしw)

いつもありがと、むちゃこさん!!(^^)
またむちゃこさんがカンド~出来るようなシャルマリ頑張るね!
そしていつでも、ネタ、ください…!!!(笑)

ぷるぷる さんのコメント...

ha...haはじめまして撫子さん(TT)

ご挨拶すんのもおこがましいでしゅが///
LPDUnderヘタレマスターの腐る腐るでございます~~m(_)m

…ぷるぷるで、ございます(-_-;

ほんっとに遅コメ申し訳ナイ!!!!! 斬首っっホゲェ

こんな真っ暗な辺境の地にわざわざ足運んでくれて、しかもチョー熱情熱コメ!!! ギャハーっぷるカンゲキ~♪ハナヂ噴射で大気圏出来そうっす~!!
ありがとですw撫子しゃん(^∇^)

しかも~絶賛ハマリしてくれたの!?フゥ(気絶)
とて~もよく読み込んでくれてるみたいでOH(;△;)ナンテ書き手泣かせな罪深いベイベww(←反省 ブッテクレですw)
そ、そかい?そこにいるみたいに感じてくれた!?
彼らは撫子さんのそばにいてくれたかい??!! う~れ~し~><*
なんつってもひとみキャラはそれだけでもう輝いてるからね~、どうしてもその息遣いをそばに感じたくて…!
ぷるもそこんとこが一番力入れ、そして萌えるっす。
撫子さんもシャルル哀(;;)に泣いた一人だったんだ~、しかも中学からかい!? お、おっとな~ww
ぷるはまだその頃てんでおこちゃまで(笑)シャルルの恋にワクワクハラハラはしたけど、悶えてひとみセンセにお手紙まではいかなかったわ~!!
すげえっっ(*>∇<*)

はっ

そ、そんな原作LOVEな撫子さんにご無礼なかったやろか…ドキドキ
ハッキリ言って、ここはぷるのてめえ勝手な妄想広場ですからねぇ、だいたい愛をつないだシャルルの姿自体がもう夢・幻―――!!!!
とほほほほほ~~~~(T_______T)
でも、でも、撫子さんが「言葉にするのが難しい」ほど、アツい気持ちを持ってくれたこと、ぷるは誇りに思うです…!!
あ、ありがとうはこっちのセリフですわ、本当にありがとうございます(;;)
ぷるは現在リアル生活が非常にビジーなので、撫子さんはじめ、あたたかい気持ちを寄せて共感してくれるみなさんと、”なう”でハシャげるタイミングを取るのが困難な状態どす。
それは、とても残念で、もはや「クチオシヤ~」(T□T)と化けて出たいほどッス…!!
いえね、それっくらい、シャルマリはぷるの一部で元気の源なんすよ。
そんなぷるのワガママで、コメ返し時差攻撃くらっちゃって、ごめんね撫子さん、みなさま…
でも、ツイッター見てくれてる人は、ぷるが相変わらず病んでるのはご承知だしょう(笑)
そいでもぷるは、ココに門開いて、少しでもみなさんとシャルマリ愛を共有しとおござます(;;)
だから撫子さんの愛たっぷり盛りの感想は、チビチビでも創作活動してく上で、非常に励みになりやんす!!
しかもゆ~っくりでもいいから…なんてっっ
あうあうあ~~(;△;)なんてお優しい!!
うんっ、まったりばばぁになるまで(長っっw)頑張らせてもらうよ、撫子さん!
そしてふたりのラブラブ(死語ww)感じてくれて、ありがとーね、撫子さん☆m(_)m

今更だけど(苦笑)ハロウィンww
この創作はね~確か…当時仕事に詰まってて、イキオイで書いた一見ヤオイ創作(やまなしおちなしいみなし笑)で没寸前だったのを、手直ししたものっす~(爆)
ぷるもこの時期がフランスのお盆って知らなくて! なんか欧風お盆って、おおなんかイイジャン♪喪服シャルル萌えwwwwとか不謹慎なこと考えておりました…腐ってますねw ウェヘヘヘ
でもカチョイクないすか!? 喪服しゃるる♪
仕立ての良い黒いスーツに、木枯らしにたなびくトレンチコート、片手にしめやかに持つ菊の花束…(菊っつーても日本のアレとは多分違うんでしょうが)
ツライ過去を引きずるシャルルにゃ、マリナちゃんという慰めがないと、ママンの墓前に立つにゃ不憫すぎるっすよ…(TT)
でもきっと、今でも立つんでしょうね、たった一人でさ……

えーんえーーーーん(T□T)かなしひ~~~

だからさ、こんな場面も書きたくなるってもんでしょぉ、二次創作者としてはさ!
同じアイでも哀は愛にしたぢゃねえすか(;;)
せめてLPDでは、シャルルの幸せ妄想したっていいですよね、ね、撫子さん!!(必死w)
パラレルワールドを生きるシャルマリにwサイワイあれ~~~!!(笑)

あ~また長コメになっちった…
読みにくかったらごみんねm(_)m
お言葉ありがとう、撫子さん! アナタの言葉を胸に、またまったりシャルマリしてくからっ、どうか見守っててね~☆
コメ、ありがとでーす(^∇^)/

ぷるぷる さんのコメント...

むきゃああああああああ!!!!!

ぎんがしゃん~~~~~~~~~~(;∇;)

ごめ、ごめ、ごめ~~~~ん!!!!!
またしても遅コメ、LPD時代からなおんねーよ~えーんm(_)m
ほんとにほんとにっっ!!
また会えてうれしひっ、奇跡~~(>∇<*!!!!!
そしてお言葉アリがとぉ!! 覚えてるも覚えてないもっっ
ぷるがアナタ様を忘れるワケなかろーもん!!
遊園地話したりwとっても素敵なイラくれたり!! 蜜月に飾らせてもろてるよ~お迎え美シャルルwww>∇<*
そんでね、なんとLPD最後のTOPは、ぎんがさんの美シャルマリだったんだよ~~~っっ
まるで真っ白な雪の中に寝そべるようにして、天を優しく振り仰ぐシャルルの胸の上で、彼を見つめながら語りかけたそうにしてる可愛いマリナちゃん!!
またそれも飾らせてもらってもいいかい///!!?
ぜひぜひっ、頼むよ~ぎんが画伯~~~(*>人<*)

そっか~~~ぎんがしゃんもイイお姉さまになっちったんだろうね~
LPDから随分時間たったものねぇ…(遠い目)
うっ///無事に社会復帰!!!?(笑)してたのに、またぷるの毒になんぞかかっちまって///も、もーしわけねぇえええええ、ぎんがさん~~~~~(笑)
し、幸せナンテナンテナンテンテ…(エコーw)
うきゃあああ///嬉しすぎて相模湾泳いで千葉まで渡っちまいますよ~ぷるは~~~www

おうっwwエクート冒頭読んでくれたの!!?
デヘデヘ///今頑張って書いてるからね~(^m^*)
それがさ~年末もう編集中だったのに、うちの長男にノーパソ破壊されてさ…もうもうガーーーーーーーーンよ おー、まいがー!!?
あんまりビックリしすぎて声も出なかったもんね…当然お年玉なんか徴収の刑だったけどね(笑)
でも壊れたデータは戻んないからさ~あったとこからやりなおしたら…もっと萌え萌えなの書けたのwww//////
長男にはいえね~~(笑)
ラヴィアンローズも蜜月もオシエルも、これ最強!と自分の中で”あった”んだけども、エクートは///シャルマリ創作人生の中で、多分「これ書くために今までやってきたんだ!」と思えるんだよ、ぷる的にっっっ///
ホラ、ぷる病気だからwこういうのクドイんだよね~HAHAHA
罪な男は、更に罪を重ねるわよwwぎんがしゃん(///)
「マリナ、ゲットだぜっっ!!」と言わせる(いわねーってww)その瞬間まで、あとちょっとっ☆待っててね、ぎんがしゃん^^*

また♪おひまな~ら~来てよね~♪でw
モチwリアル社会生活も頑張ってね!! …シャルマリな仮面を隠してww(ククク)

お顔出してくれて、ありがと~ぎんがさ~ん!!らーぶっっ(^∇^)